Cmake プロジェクトでの GDAL の利用

Added in version 3.5.

GDAL ライブラリ 3.5 以上を CMake プロジェクトで使用する推奨される方法は,ライブラリに付属する CMake 構成で提供されるインポートされたライブラリターゲット GDAL::GDAL にリンクすることです.典型的な使用法は次のとおりです:

find_package(GDAL CONFIG REQUIRED)

target_link_libraries(MyApp PRIVATE GDAL::GDAL)

インポートされたライブラリターゲット GDAL::GDAL をターゲットリンクライブラリに追加することで,CMake はコンパイラにインクルードディレクトリを渡します.

CMake コマンド find_package は,構成をいくつかの場所で検索します.検索は,キャッシュ変数または環境変数 CMAKE_PREFIX_PATH を設定することですべてのパッケージに調整できます.特に,CMake はキャッシュ変数 GDAL_DIR を参照して(および設定して)います.

GDAL 3.5 より前では,`CMake で提供される検索モジュール <https://cmake.org/cmake/help/latest/module/FindGDAL.html>`__ を使用することをお勧めします.これは GDAL::GDAL ターゲットも作成します. CMake バージョン 3.14 が必要です.

cmake_minimum_required(VERSION 3.14)

find_package(GDAL CONFIG)
if(NOT GDAL_FOUND)
    find_package(GDAL REQUIRED)
endif()

target_link_libraries(MyApp PRIVATE GDAL::GDAL)